COLUMN

2023/09/07 05:17

インクルーシブデザインは、従来のデザインプロセスでは置き去りにされがちだった多様な声ー障害者や高齢者などーのリアルな困りごとや「こうだったらいいな」という思いを出発点に、当事者とともに課題を解決し、形にしていくアプローチです。

一見「ユニバーサルデザイン」と似ていますが、両者には違いがあります。
「ユニバーサルデザイン」は、デザイナーがあらかじめ定められた原則に基づき、想定される困難に対応する設計です。
一方、「インクルーシブデザイン」は、当事者の具体的な声や状況に寄り添い、当事者との対話や試作を繰り返しながら、まだ世の中にない新しい価値を共創していくプロセスです。

そのため、インクルーシブデザインには、“使える” “使いやすい”を超えて、誰もが“使いたくなる”プロダクトやサービスを生み出す大きな可能性があるのです。

私たちHaluは、IKOUの各プロダクトを、障害児とその家族が抱える課題を起点に、当事者と一緒に考え、形にしてきました。
同時に、健常児とその家族も巻き込み、障害の有無によらずすべての子どもと親が「ともにつかえるプロダクト」を世の中に増やすことを目指しています。
こうしたプロダクトは、外出しやすさや行動の自由を広げ、家族や子どもたちに多彩な外出機会をもたらします。その先にあるのは、日常の中で多様な人々が出会い、互いの個性や違いを認め合い、支え合う社会です。私たちは、そんな社会づくりにつながると信じ、インクルーシブデザインの実践に取り組んでいます。

インクルーシブデザインは、単なる「やさしさ」の表現ではなく、企業の商品・サービス開発や組織づくりに新たな価値をもたらし、社会課題を解決する、未来志向の戦略です。
私たちがどのように当事者と歩み、何を実践してきたのかーぜひ以下のページで、IKOUのインクルーシブデザインの考え方と取り組みをご覧ください。


 各商品の開発ストーリーやこだわりついて、詳しくはそれぞれ以下のリンクをご覧ください:
IKOUポータブルチェア
IKOUキッズウェア
IKOUスタイ


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